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2008年5月19日 (月)

頭脳オリンピツク (3)-弾のように速く-

 ところでチェスでの10種目をはじめ各競技に多くの種目があり、その詳細は昨日も紹介した5のサイトにあります。ひとつのゲームルールでどうやって10種目もひねり出すのかと思いましたが、持ち時間の違い、男女別、個人戦かチーム戦かペア戦か、といった違いで異なる種目が作り出されています。

 Rapidというのは快速チェスと訳されていますが、英語版ウィキペディアの記事によれば、持ち時間15-60分+1手少数秒(10-60s)なので、将棋で言えばアマ大会での短めの持ち時間に近いと言えるでしょう。Blitzは持ち時間5分+1手少数秒で、かなり忙しそうです。単にブリッツと表記されることが多いですが、雷光チェスとか稲妻チェスとかいうことになるでしょうか。日本チェス協会(JCA)公式サイト「チェスと持ち時間」では電撃チェスブリッツと訳されていて、これはかのドイツ軍のブリッツクリーグ(Blitzkrieg)の日本語訳にちなんだ訳でしょうか。JCA公式サイトでは、Rapidが30分、Blitzが5分切れ負けとされており、英語版ウィキペディアの記事とは若干の違いもあります。シャンチーではRapidは1種目で残りは表記なしなので、たぶん数時間以上の持ち時間なのでしょう。碁も同様で他の国際棋戦に準ずる持ち時間と思われます。

 ペア戦は将棋でも最近目に触れる形で行われ始めていますが、碁とチェスでは正式種目です。ペア碁はそれだけで協会ができるくらいに広まりつつありますね。"mixed"なんて表現をされると、テニスか卓球かバトミントンを連想して、「スポーツだ!」とのイメージも強くなるかも知れません。

 プロ将棋でもテレビやネットの影響で短時間戦に人気が出ていますが、このように見てみると、互いに最高の力を発揮できる条件で最善手順を尽くした棋譜を作り出す、というよりは、制限された条件下での人間同士の勝負を競う、という感じが強くなっているように感じます。なんだか、コンピューターがトッププレイヤーより強くなってしまった後のゲームの世界を先取りしているように見えるのは私だけでしょうか。まあこのことによって、"スポーツ"のイメージがより強くなり、オリンピツク競技としてのアピール性も強くなるということも感じます。

 ところで前述の英語版ウィキペディアの記事によれば、最も持ち時間の短い試合形式は"Bullet"1分切れ負けです。そんなあーた・・、コンピューターにしか指せないのではないでしょうか!少なくとも私には無理です。目にも止まらぬ速さでマスター達の手が動き、駒が盤上を瞬間移動するイメージを思い浮かべてしまいました。まさに光速の拳ならぬ光速の指し手。いや失礼しました。"Bullet"は「弾丸チェス」と訳さねばなりませんでした。どちらかというとBlitzの方が光速のイメージが強く、雷の電流の速さとしても並の弾丸よりは速そうなのですが、歴史的な命名の経緯なのでしょう。

 "Armageddon"という持ち時間が双方で異なるという形式もおもしろそうです。ドローのないところが"最終戦争"なのでしょうか。

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